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子どもの
歯の外傷

子どもが歯を
ぶつけた
ときの対応

活発に遊ぶ子どもたちにとって、転んだりぶつかったりすることは避けられません。その中でも、口元を強く打って「歯をぶつけた」というトラブルは、親御さんにとって特に心配な出来事です。歯の外傷は見た目では判断が難しい場合も多く、適切な初期対応とできるだけ早い歯科受診が重要になります。

小児に多い
歯の外傷とは?

子どもの歯の外傷は、転倒しやすく手をうまくつくことができない1〜3歳の時期に多く見られます。衝撃の程度によって、歯が欠ける、グラグラする、めり込む、位置がずれる、あるいは完全に抜け落ちるなど、さまざまな状態が見られます。受傷直後に症状が軽くても、後から歯の色が変わったり、歯ぐきが腫れたりすることがあるため、経過観察が大切です。

  • 子どもの歯の外傷

    01乳歯期と生えたての永久歯は特に要注意

    乳歯はエナメル質が薄くやわらかいため、外傷により簡単に欠けたり折れたりします。また、生えたばかりの永久歯もまだ根の形成が未完成なため、軽度の衝撃でも神経や歯根にダメージを受けやすい状態です。目立った出血がなくても、内部に深刻な影響が及んでいるかもしれません。

  • 子どもの歯の外傷

    02一見軽症でも、永久歯に影響が及ぶ可能性も

    直後には症状が軽く見えても、数週間〜数ヵ月後に歯の色が変わったり、歯肉が腫れるといった症状が出ることがあります。乳歯の外傷は、その下で育っている永久歯に悪影響を及ぼすこともあり、経過観察が必要です。

受傷時の応急対応

子どもが転倒などで歯をぶつけたとき、まずは落ち着いて対処することが大切です。歯や口の中の出血に目が行きがちですが、まず優先すべきは頭や全身の状態のチェックです。

転倒などで頭を打ってしまった場合、「意識がぼんやりしている」「嘔吐がある」「ふらつきがある」などの症状が見られる場合は、歯科ではなくすぐに救急外来や総合病院を受診してください。

01出血がある場合

出血がある場合

01出血がある場合

軽度な出血であれば、清潔なガーゼでやさしく圧迫し、止血を促します。無理に口をゆすぐと、血が止まりにくくなることもあるため注意が必要です。

02歯がぐらついている場合

歯がぐらついている場合

02歯がぐらついている場合

歯がぐらついている場合は、決して手で動かしたりしないように注意しましょう。誤った力を加えることで歯根や周囲の骨にさらなる損傷を与えるおそれがあります。可能であれば、ぶつけたときの状況(いつ、どこで、何にぶつけたか)を記録しておくと、歯科医院での診断に役立ちます

03歯が抜けてしまったときの対応方法

歯が抜けてしまったときの対応方法

03歯が抜けてしまったときの対応方法

完全に歯が抜けてしまった場合は、歯の根の部分に触れないよう注意しながら、乾燥を避けて保存します。「歯の保存液」や牛乳に浸して、歯科医院へ持参しましょう。時間との勝負になるため、可能な限り早く歯科医院へ向かうことが求められます。

歯科医院での主な
治療内容

子どもが歯の外傷を受けた際、歯科医院では受傷した歯の状態や年齢に応じて適切な治療が行われます。

歯の状態に応じた処置

歯の欠けや動揺、脱落など、外傷の症状に応じて適切な治療を行います。

欠けた場合:詰め物・かぶせ物・神経処置など

欠けた場合:詰め物・かぶせ物・神経処置など

欠けた範囲が小さければ、白いレジン(樹脂)で補う処置が一般的です。欠損が大きく神経にまで達している場合には、神経の保護や部分的な処置が必要となることもあります。

グラグラしている場合:固定して経過観察

グラグラしている場合:固定して経過観察

歯が動揺しているときは、隣の歯と一時的に連結して固定し、自然治癒を促す方法がとられます。骨や歯根の状態を確認しながら、必要に応じてレントゲン検査などを行い、慎重に経過を観察します。

抜けた場合:条件がよければ再植も可能

抜けた場合:条件がよければ再植も可能

完全に抜けた歯でも、保存状態と受傷からの時間によっては、元の位置に戻す「再植」が試みられることがあります。これは多くの歯科医院で一般的に行われている処置の一つです。

永久歯と乳歯で異なる対応

外傷を受けた歯が永久歯か乳歯かによって、治療方針は異なります。

乳歯は永久歯に影響しないよう慎重に対応

乳歯は永久歯に影響しないよう慎重に対応

乳歯の場合、下に控える永久歯への影響を避けることが最優先となります。位置のズレや軽度な変色があっても、痛みや炎症がなければ積極的な治療を行わず、経過観察とすることもあります。

永久歯の場合:位置のズレや変色があれば治療を行う

永久歯は保存を優先し、固定や神経の処置を検討

永久歯は生涯使う大切な歯のため、可能な限り抜かずに保存する方向で治療が進められます。根の状態によっては、固定や根管治療(神経の治療)が必要になる場合もあります。

親御さんができる
サポート

治療は歯科医師が行いますが、受傷後のケアや観察は親御さんの役割です。自己判断で様子を見るのは避けましょう。

  • 歯の外傷の経過観察

    01外傷後も定期的な歯科受診を継続

    歯の外傷は、数日〜数ヵ月経ってから変色や痛みが出ることもあります。「見た目が落ち着いたから大丈夫」と自己判断せず、歯科医師の指示に従い継続的な通院を心がけましょう。

  • 歯の外傷の経過観察

    02子どもの変化に敏感に気づいてあげる

    「痛い」「噛みにくい」「色が変わった」など、小さな変化や訴えを見逃さないことが重要です。子どもの異変に気づいたら、後悔することがないよう早めにご相談ください。

迷ったらすぐに
連絡相談

越智歯科医院では、小さな子どもでも安心して治療が受けられるよう、一人ひとりの気持ちに寄り添った丁寧な対応を心がけています。目立った外傷がなくても、「歯の色が変わってきた」「なんとなく腫れている」など、気になる変化があれば、どうぞお気軽にご相談ください。

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